あなたの初恋はいつですか?8【最終話】
「○○くんは私に何か不満とかある?」
いきなり意味深なメールが彼女から届いた。
僕「不満は特にないよ。なんで?」
めちゃくちゃ意識せずに返信したが、
今思えばこれが最後のメッセージだったのかなと思う。
女性は自分の意見を言いたいとき、
まずは相手に質問を投げかける。
そして、同じ内容の質問が自分に返ってきたとき、本音を言うのだ。
つまり、そこで意識して彼女の不満を引き出したり、
現状の改善ができていたら、結果を変えられたかもしれない。
いや、女性たるものそんなにやわじゃないか、
彼女の心はその時点で決まっていたように思う。
彼女「今お互いにとって、一緒にいないほうがいいと思うの。」
僕「おれが全然楽しくないから?」
彼女「違うよ、そんなんじゃない。やっぱり全然わかってないんだね。」
僕「わかってるけど、よくわからない。」
彼女「今までありがとう。またね(^^)」
こうして僕の初めての恋は、3か月持たずに終わった。
彼女の最後の言葉が”またね”だったのが、どうも引っかかる。
もう会うことがなければ、
”バイバイ”か”さよなら”というワードをチョイスするはずだ。
この”またね”の意味は後に理解することになる。
結局彼女は僕と別れてから、元カレと復縁したのか、新しい彼氏かわからないが、すぐに相手は見つかったようだ。
そして中学時代は10人ほどと付き合ったような噂も聞いた。
モテモテのマドンナというか、小悪魔というか、魔性の女というか、
彼女の将来に期待しよう。
僕自身が、この初恋を通して学んだことは2つ。
1つは、女の子は真剣なアプローチに弱いということ。
チャラ男が好きとかスポーツマンガ好きとか関係なく、一途で献身的なアプローチに心を打たれて好きになる傾向にあるということ。
でも、だからといって、ストーカー一歩手前のアプローチはやめていただきたい。”しつこい”と”一途”には天と地の差がある。
ここらへんは空気を読むセンスというか、難しいからまた今度詳しく解説していきたい。
ただこれだけは言える。
ダメなときは何をやってもダメ。
諦めてほかの女の子にいきましょう、ってこと。
2つ目は、女子同士は男子が思っている以上にツーカー(お互いの情報を細部まで共有し合っている)ということだ。特に恋愛面においては。
だから、注意していただきたい。昨日話した内容も、どんなアプローチをされているかも、どんなプレイ内容かもすべて女子ネットワークでは公開されている。
そのような意識をもって恋愛に取り組んでほしい。
コンプライアンス遵守だ。
同じコミュニティ内で手を出すのだけはダメ絶対!
きみのキャリアが水の泡になる。
最後に、あなたの初恋はいつですか?
思春期の多感な時期に経験した恋愛は、
自分が思ってるより、
自身の恋愛観に大きな影響を与えている。
そこに、自分のアイデンティティのヒントが
あったりするかもしれない。
そして、これから恋をするみなさんへ。
大いに傷ついて、喜んでほしい。
どんな経験もきっと、
将来あなたを救う”宝物”になるから。